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千景:ほけんし株式会社は保健師専門の人材サービスを行っていますが、社長である井谷さんご自身も保健師さんでいらっしゃいますね。
保健師さんは具体的にはどんな業務をされるのでしょうか?
井谷さん:主に大企業の中で、社員の方の健康診断や保健指導をしたり、心身の相談に乗ったりします。
千景:産業医は基本的には病気の人への診断をするのに対して保健師さんは病気予防のためのアドバイスや施策を行うのがミッションなのですね。
井谷さんが保健師になろうと考えたのはなぜですか?
井谷さん:女でも将来働きたいと思っていたのですが、その頃は女性が安定して仕事をするとなると、看護か教員の資格を取るしか無かったんですよ。
それで、何か資格を取ろうと思って、保健師を目指したのです。
千景:働きたい、という思いが先にあり、それを実現するための手段が保健師というお仕事だったのですね。
実際に働いてみて、保健師という仕事ならではのやりがいなどはありますか?
井谷さん:保健師は社員さんの色々な悩みや相談を聞くことが多いので、一見怖そうな偉い方などの弱い部分など、意外な一面を見ることがあったりするんですよ。
その人が普段見せない部分を見せてもらい相談に乗っていると、役に立っている実感があります。
千景:確かに、保健師さんは会社の中でも業務と直接の関係がなく第三者的な立場なので社員の側もリラックスして話をすることができるのかもしれませんね。
そういう意味でも、とても貴重な存在ですね。
保健師さんは女性が多いですが、仕事内容的に女性に向いているということなのでしょうか。
井谷さん:ある意味で、社員さんの母親の様な役割でもありますし、健康管理室の中でも産業医の補佐的な業務も行いますので、女性の方が向いている面もありますね。
でも、男性の保健師の方が相談に乗りやすい事例もありますし、男性でも保健師をやりたいという希望を持った人は最近は多いんですよ。
千景:確かに、社員側も女性が増えて来ていますし、逆に男性の保健師さんがいても良い気がしますね。
井谷さん:男性の視点も生かせる部分があると個人的には思っています。
ただ、男性が志願しても企業の側から「男性の保健師なんていらない」と言われてしまうこともあるのです。
千景:残念なことですね。
ニーズに合っていないのならまだしも、固定観念だけで男性に対して門戸を開かれないのは納得できませんね。
男性保健師さんにも是非想いを持って頑張って欲しいです。
井谷さんが、ほけんし株式会社を立ち上げたのには、どの様な想いがあるのでしょうか。
井谷さん:保健師の業界を変えたいと思っています。
保健師は通常大企業の衛生管理者として会社に雇用されるものですが、保健師のプロを育て企業に派遣することで、保健師の質を高めて行きたいと考えているんです。
千景:業界の常識を覆すということですね。
プロフェッショナル教育と派遣というスタイルによって、保健師さんは特別な技能を持って色々な企業で活躍することができるのですね。
保健師さん自身もより成長できると思いますし、企業としてもよりニーズに合った保健師を配置することができるということで、両者にメリットがありますね。
今後は、どういったことをしていきたいとお考えですか?
井谷さん:会社の中での社員の健康管理を第三者的にチェックすることを保健師の業務とできないかと考えています。
千景:会計士の監査の様ですね。
雇用という形ではなくあくまでも外部の監督機関として位置づけることで、そういった監査機能を強化・効率化できそうですね。
保健師の活躍の場が広がり、企業の健康管理も質が高まると良いですね!
(次回に続く・・・)
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